【第十九話:月下美人マーニ 〜カード考察編〜】  




 【月下美人マーニ(ルナ属性)】 月光サイド

 効果:このカードが場にいる限り、
     自分ライフは1までしか減らない。
     このカードが破壊された時、
     相手はカードを1枚ドローする。

 RARE:02〜03   AP:00   DP:06

 





「イラストはミナさんと683さんが提供してくれたものだ。」


結局帰れなかった・・・。


「さて、このカード・・・どう思う?」


「うーん・・・効果としてはかなり強力だと思いますけど、
 使い所を間違うと一瞬でやられるので、かなり上級者向けのカードですね。」


ほうほう、と言うと?」


考える気まったくないですよね・・・。


「HAHAHA」



「・・・このカードが場に居る限り、自分のライフは1しか減りませんが・・・。
 このカードが倒されると、相手に1枚手札アドバンテージを与えてしまいますし
 逆に言ってしまえば、
このカードをその状況で出さないといけない時点で、まず厳しいです。」




「まぁ、確かにそうだろうな・・・
ライフは必ず1だけ残るが、
 このカードが倒された後、
一発でもダメージ受ければ敗北だからな・・・。
 うーむ、なにかこのカードを上手く使う為のコンボは無いものか・・・?」


 


「まぁ、無い事は無いんですけど・・・。」



えっ。




「例えば・・・このカードと一緒に出すコンボとかですね。」




 【紅のリンゴ(ソル属性)】 太陽サイド

 効果:このカードはゲーム中1度しか召喚できない。
     自分の場に「マーニ」と名の付くキャラクターがいる限り、
     このカードは暗黒サイドキャラクターとの戦闘では破壊されず、
     そのキャラクターのレア度が6以下だった時、
     ダメージ計算を行わずそのまま破壊する事ができる。
     その後、自分は破壊したカードとこのカードのAPの
     差分のダメージを受ける。

 RARE:7   AP:12   DP:7




なんだ、このイケメンは・・・。 



「なんだろう、ものすごくこの人を殴りたい。」




「それで、このカードと一緒に出すとどうなるんだ?」 



「このカードの効果は
 
【自分の場に「マーニ」と名の付くキャラクターがいる限り、
  このカードは暗黒サイドキャラクターとの戦闘では破壊されず、
  そのキャラクターのレア度が6以下だった時、
  ダメージ計算を行わずそのまま破壊する事ができる。
  その後、自分は破壊したカードとこのカードのAPの
  差分のダメージを受ける。】
・・・と言う、効果なんですよ。」



「お、おう・・・。」



「例を出すと、相手キャラクターが暗黒サイドキャラクターで、
 なおかつ、レア度6以下、こちらのAPより3ぐらい高いキャラクターだった場合・・・。
 そのカードが暗黒サイドキャラクターであれば、
 こちらは
3のダメージを受ける事によって、そのキャラクターを破壊する事ができます。
 ・・・さすがに、この処理は分かりますよね?」




まぁ、それぐらいはな・・・。
 しかし、マーニと名の付くカードが居ないと発動出来ない効果で、
 おまけに、破壊時にAP差額分のダメージを受ける事になるんだろう?
 なんだか、コンボにしては物足りないコンボじゃないのか・・・?」
 



「さて、そこで問題です。
 今回紹介しているマーニさんの効果はなんでしょうか?」


「ん?それは・・・単純に言ってしまうと、
 
場に居る限り、いかなるダメージも1以下にはならないと言う効果だろう?」



「はい、その通りです。
 ・・・それでは、その効果を踏まえた上で、
 先程のカードから生まれるコンボとはなんでしょうか?」




ライフが1で留まる事から生まれるコンボ・・・?
 それは・・・ん?・・・ん!?」


「この他にも、成立するコンボは色々あると思いますよ?」 ニコッ 




(結論)
 
「月下美人マーニ」は、単体では確かに心許無い効果だが・・・?


企画/作成(C)Futuers Werber-Northern イラスト(C)Boktai Malen-こうろやさん  

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