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【最終話 ボクタイサイエンスよ、永遠に The boktai science is eternal.】



「オレの名前はハーテナ〜♪」




「ワタシの名前はオーテンコ〜♪」


「二人合わせてハーテンコ〜♪」



「き〜みとボクとでハーテンコ〜♪」



「………。」



「動かす力だハーテンビーゼル〜♪」



「………。」



「………。」



………始めるか。



あぁ………。



「それにしても………まさか今回で最終回とはな………」



何故かは知らんがせっかくアイコンまで一新されてるのにな………」



「まぁ、形ある物はいつか終わりを告げる物………そろそろ潮時なのかもしれないな」



「さて………そろそろ最後のお題を発表してくれ」



「あぁ、その前に一ついいか?」



「ん?なんだ?」



今回から解説役がもう一人増えるらしいぞ。



………What?
え?いや、今回で最終回だよね?一話登場するのが遅いよね?馬鹿なの?」
























「うむ………実はオレも知らされていないんだが………一体だr」






















HAHHAHHA………!!



お前かよ!!



「まさかよりによって伯爵だとは………」



「HAN!………伯爵?誰だソイツは。
ワタシの名前はスーパー紳士ことHA・クシャークだ!!」



「え?なに?ボクタイサイエンスって大塚ボイス枠でもあったっけ?



「………それはそれとして、ある意味伯爵が解説役で良かったかもな
なにせ今回のお題は【伯爵がジャンゴに負けた理由】についての考察だからな」



ふざけるな!!ワタシは負けてなどいない!!!



「簡単に正体バラしたなおい!!」



「………具体的に言うとだな、伯爵は霧の城のラストのイベントで
【おまえたちが囮(おとり)と遊んでいる間に、私の傷も十分にいえた。】と言っているだろう?



「確かにそう言っていた記憶があるな………」



「HAHHAHHA………ちなみにあの囮の棺桶の中に入っていたのh」



それはどうでもいいので本題に入るが
ここで言う傷とはジャンゴの父であるリンゴによって受けた物である事がゲームで明らかにされており
太陽の使者いわく【伯爵の傷が癒えていない今なら勝機がある!】と言っているだろう?」



「確かにそう言っt………いや、その使者さんとやらは言ってるようですねハイ」



「しかし、霧の城のラストの時点で伯爵の傷は既に癒えている………
それならば、何故それでも伯爵はジャンゴに負けてしまったのか?その理由についてを最後の検証しようと思う」



ハン!だから負けてなどおらぬと先程かr



「ハイハイ。」


<ジャンゴが成長したから?>




「まず、第一に考えられることは
単純に少年が冒険の中で成長したから倒せたと言う考察だな」



コ○コロとかでよくアリがちなパターンだな。



「しかし、これはよく考えるといくつかの矛盾点が生じてしまうんだ」



なにせワタシは負けていないからな!!



「(うぜぇ………)」



「まず一つ目が、【リンゴは伯爵に罠にはめられて負けた】と言う事だ」



「まぁ、結局リンゴはその罠にはめられた後、ゾクタイでああなるんだがな………」



「ゲーム内で罠にはめられて敗れたと言っている事や、リンゴの実力がキングオブイモータルを倒すほどの物だった事を考えると
どう考えても伯爵には勝てる要因がない………だから、何らかの罠をはって倒したというワケだが………」



HAN!ワタシの力ならば罠など張らなくても奴に実力で勝て(ry



「それを考えれば、リンゴとジャンゴの実力が並んでいれば別に伯爵の傷が癒えていても倒せた事には何の問題はない
しかし、問題は【ジャンゴはサンミゲルを旅立ってすぐにイストラカンに到着している】と言う事だ」



「ん?そんな設定、ゲームにあったか?」



「いや、ゲーム自体にはないが、LIFEゲージの量やアイテムを持っていないこと
そして太陽銃パーツもほとんどない事から、まずイストラカン以前で大きな冒険をしたと言うことはまずありえないだろう
第一、傷が癒えていない今が勝機だと原作で言っていたじゃないか。」



「確かに………太陽銃の扱いは生前のリンゴに指南を受けたということで解決できるし
それは恐らく間違いないだろうな」



「つまり、逆に言えば少年は【たいした実戦経験もないのに無傷の伯爵を倒した】という事になるんだ」



「………なるほど、そういわれて見れば………
いくらリンゴの血が流れているといっても実践でしか得られない物は多すぎる………
そう考えると、実戦経験が無いに等しいジャンゴがいきなりイモータルに挑んで勝てる確立は0に近いな………
って、もしかして、単純に伯爵がめちゃくちゃ弱いんじゃないか?



HAHHAHHA。



「(否定はしないのか………。)」



「まぁ、そう言うことも考えられるが………
ヴァンパイアの中で最上級のヴァンパイア・ロードと呼ばれている事や
シンボクでラタトスクが別の一族に属している伯爵を引き入れた事を考えると、やはり弱いとは言えないな
それに、シンボクでは伯爵自身がリンゴと同じ好敵手(ライバル)である事を認めている事や
ある程度の実戦経験をつんで再び倒したことを考えると、やはりボクタイの時点で少年の実力が伯爵を超えていたと言う事はないだろう」



「となると、これで分かった事は、少なくとも実力で伯爵に勝つのは難しいと言う事か………。」


<場所と天候が悪かった?>




「次に考えられるのは、戦った条件………つまり、場所や天候だな」



「場所か………ゲームでジャンゴは血錆の館の一番奥、リンゴはゲームで判明していないが
伯爵がサンミゲルを襲来した事を考えると、恐らくサンミゲルのどこかで戦ったんだろうな

ん?だがそう考えると………」



「そう………ジャンゴは太陽光が天窓からしか降り注がない屋内であるのに対し
リンゴの場合は太陽光が常に届く屋外で、しかも回復アイテムが大量にあるであろう街中なんだ」



「つまり、状況的に奴はワタシよりも有利だったワケだ………HAHHAHHA!」



「………いや、そもそも太陽光が弱点であるヴァンパイアが晴れの日にわざわざサンミゲルを襲うワケがない
それに回復アイテムだってヴァンパイアの襲来でパニックになった住民を逃がすので精一杯で食べる暇も無いのが普通だろう」



「ギクッ」



「さすが伯爵、分身であるヴァンパイアバットを隠したりする所を見るとフェアもクソもない事が分かるな。



HAHHAHHA。



「………つまりここで言いたいのは、条件的には少年もリンゴも変わらない状況………。
つまり、場所や天候によって勝てたというワケでもないという事だ」


<やっぱり伯爵が弱かった?>




「なぁ、やっぱり伯爵がめちゃくちゃ弱かったんじゃないの?
ヴァンパイア・ロードになったのも他のヴァンパイアを罠にはめてなったりしたんじゃないの?


そろそろ引き千切るぞ


「弱かったら弱かったで先ほど証明したことに矛盾が出る………。
と、なると………やはり誰もが思いつかないような別の可能性が残っているのか………?」


「別の可能性ねぇ………例えば、傷が癒えたとか言うのは実は嘘だったとかな!」


「………。」


「………。」


「………お、おい、なんで急に黙るんだ?」


それだ………。


………HA?


「間違いない………と言うか、もうそれしか可能性として考えられないぞ」


「ちょ、ちょっと待て、サンミゲルを襲ったのって時期的にボクタイの数年ぐらい前だろ?
それなら普通にリンゴによって受けた傷ぐらい回復していて当然だとおもうんだが………。」


そこだ。


はい?


「そう………誰でもそう考えるのが普通………。
リンゴを倒した後、伯爵に傷をつけることが出来る唯一の人物がいる事に誰も気がつかない………!!


それはどう言う事なんだハーテナッ!?


「………いるじゃないか?
公式的にもリンゴを倒した後に伯爵が接触した人物がいた事が………。
そして、その人物なら伯爵に傷を………いや、リンゴが伯爵につけた傷の傷口を開くぐらいの力を持つ人物が!!!


な、なんだって―――――――――――ッ!?


「フッ………どうやら間違いないようだな。
先ほどから伯爵の姿が見えないのが紛れもない証拠だ。」


「そう言えば先ほどから急に消息が途絶えたな………。
そんな事より、一体それは誰なんだ!?」


「フッ………彼女の力はお前が一番良く知っているだろう?」


「………彼女………だと………?
まさか………いや、そんなはずは………そんな………はず………」


「………その彼女が言うには、伯爵によるサンミゲル襲撃事件の際、つまりリンゴが伯爵に倒された後の話で
【気がついたら太陽樹と一緒に死の都であるイストラカンに捕われた】的な事を言っていた………。
しかし、それは今考えれば明らかにおかしい。


「ど、どう言う事だ?」


「………考えても見ろ、彼女が伯爵に捕らわれた理由はなんだった?」


「………?確か………太陽樹の持つ四大元素の力を………。」


「いや、そうじゃない。
四大元素の力は伯爵とカーミラの2人のイモータル
そしてムスペルとガルムの2体のガーディアンが死の都に引き寄せた4つの世界から集めた物
だ。
彼女が捕らわれた理由はその四大元素を暗黒城へとエネルギーとして送る為………。」



「………ますます意味が分からなくなって来たんだが………。
エネルギーを送るだけなら気絶している状態でもなんとかなるんじゃないか?
そう考えれば、余計彼女が伯爵に傷をつける事は………。」


「………ここでの大きな問題は
伯爵は何故ヴァンパイアハンターでもない彼女を気絶させなければならなかったのか?
と言うことだ」


「え?そりゃ………あれ、なんで?


「答えは単純………伯爵は血錆の館に彼女を連れ去り、彼女をただの女だと思って油断し
その際になんらかの反撃を受けた
としか考えられない。
そう考えなければ、普通の女の子を気絶させるような事はしなくても良いはずだ。」


な、なんだと………!!



「そう………つまり、今回の話の大まかな流れはこうだ


・伯爵はリンゴの手によって致命傷を受けたが
クイーンから太陽樹と彼女を捕らえる命を受けたので仕方なくリタと接触し、血錆の館まで無事に運ぶ。
(恐らくこの時期は血錆の館でジャンゴと戦う数年前)

・そして血錆の館でエネルギーを転送中に彼女が目覚める
その際に相手が女の子だったので伯爵は油断してすぐに気絶はさせなかった
そしてその隙を見逃さなかった彼女は伯爵の腹に徒手空拳をぶち込む
(この時点でにジャンゴが血錆の館に到達していた事が明らかになっているので、時期は恐らく霧の城のすぐ後)

その際にリンゴから受けた古傷が開く。
反撃を受けた伯爵はこれはマズイと思い反撃を受けない為に異次元空間に彼女を閉じ込める

・そして無事にエネルギーの転送は完了するが、その傷が治る前にジャンゴが来てしまった。

・つまり、ジャンゴとバトルをした時には伯爵は古傷が開いた状態だった。




「と、なると………伯爵がジャンゴに負けた真の理由は………。
ま、まさか………?」



























「そう………伯爵が少年に負けた真の理由………。
それは大地の巫女である彼女………リタの徒手空拳を受けt
















呼びました?




!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「あらっ………お二人とも?
一体何をそんなに怯えてらっしゃるんですかね………?」


「………ハーテナ………。
何故今回でボクタイサイエンスが最終回なのか………ようやく分かったぞ………。」



















































「………奇遇だな、私も同じことを考えていた所だ………。
ハハッ、そう言えば前シリーズの最終回もこうだったな………。」



「チェストォ―――――――ッ!!!」
























































































【ボクタイサイエンス】は司会進行を勤めていた二人が謎の失踪を遂げた為、しばらくお別れになります。
今までご愛読有難うございました、ボクタイサイエンスよ、永遠に!!」


え、私の出番本当にコレで終わり?


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