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「せんとうでははかいされない・・・。
このこうかって、わたしとおなじだよね?」
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「その通り、このカードの発動に成功すれば、
場のキャラクターカード1枚はターン終了時まで、
戦闘では破壊されない・・・。」
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「つまり、このアイテムカードをおてんこさまに使えば、
ボクのカードのAPは、ほぼ確実に【11】以上を維持出来るんだ。」 |
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「まぁ、最初から超えているので今回はあまり意味が無いが・・・。
結論から言えば、お前の選んだ三枚のカードでは、我々を倒せんな。」 |
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「そ、そんなぁ・・・。」 |
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「さて・・・今の流れを見て、どう思った?」
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「えっ?うーん・・・おにいちゃんのカードのAPがすごかったのと・・・。
さいごのカードのこうかで、おてんこちゃんをたおせなかったのがざんねんかなぁ・・・。」
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「さっきのカードは【アイテムカード】と言って、
好きなタイミングで使う事が出来るカードなんだ。」 |
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「ここで思い出してみろ、お前とデュエルした女の子は、
最後のターン、キャラクター以外ではどんなカードを使っていた?」 |
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「えっと・・・たしか・・・【サポートカード】というカードと・・・。
それに、おにいちゃんたちとおなじで、【アイテムカード】をつかってたよ。」 |
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「おっ、よく覚えていたね。」 |
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「うーん・・・やっぱりわからないよぉ・・・。
なんでモブちゃん・・・それに、おにいちゃんたちは、
キャラクターだけのデッキにしないの・・・?
と〜ってもじゅうようなカードなんだよね・・・?」
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「確かに、キャラクターカードがデッキのメインとなるのは間違いない。
しかし、デッキと言うのは料理と同じなんだ。」 |
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「えっ、りょうりとおなじ?」 |
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「例えば、スミレちゃんはカレーは大好き?」 |
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「うん!だいすきだよっ!!」
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「・・・カレーの中にニンジンしか入っていなくても?」 |
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「えっ・・・。」 |
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「大好きなら、別にニンジンしか入っていなくても問題ないな?」 |
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「そんなのカレーじゃないよ!!」 グスンッ |
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「ゴメンナサイやりすぎました。」 |
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「反省しています。」
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「ぐすんっ・・・でも、なんとなくわかったよぉ・・・。
りょうりとおなじで、じぶんのすきなそざいだけでつくっちゃダメなんだね・・・。」 |
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「まぁ、中にはキャラクターを一枚も入れないデッキを構成する、
特殊な戦法をメインにしたタクティクスを持つ者も居るとは思うが・・・。」 |
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「初めてこのカードゲームをするスミレちゃんには、
やっぱり、その手のデッキを扱うのはちょっと難しいと思うよ・・・。」 |
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「・・・そうだよね・・・。
わたし、せつめいをよくきかずに、じぶんのすきなカードだけで、
なにもかんがえずにデッキをつくっちゃって・・・。
モブちゃんとのデュエルで、なにもできなかった・・・。
りょうりとおなじで、そざいのよさを、ひきだしてあげられなかった・・・。」
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「ふっ、それが分かれば話は早い。
お前がすべき事・・・それが分かっただろう?」 |
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「・・・うん、わかったよ!
わたし、もういちどデッキをつくってみる!」 |
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「ふふっ、元気が出たようで良かった。」 |
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「えっと!それじゃあモブちゃんとおにいちゃんたちのおかげで、
アイテムカードがすごくつよいことがわかったから、
とりあえず、アイテムカードをはんぶぐらいデッキにいれよーっ!」
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「待ちたまえ。」 |
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「一つの種類のカードだけでデッキを組み立てても勝てない事を知ったスミレちゃん。
それでは、一体どのようなデッキにすればいいのか・・・?
次回の講座、【カードの種類】にご期待ください!」
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