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「ねーむちぇんじ・・・えいごうなるしんぱんのおう・・・。」 フルフル |
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「泣くのは耐えてね・・・。」 |
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「まず、このコンボがどういうコンボなのかを一言で言ってしまうと・・・。
相手の場を利用して強力なAPを持つアルカナカードを召喚させるコンボだな。」 |
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「あいてのばをりよう・・・?それって、わたしのことだよね?
モブちゃん、なんでそんなことをしたんだろう・・・。」 |
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「まずは一から説明しよう。
相手は最初に【人形使いラタトスク】ラタトスクを召喚した。
そして、お前の場に居るザジを破壊して、ザジを自分の場に召喚したんだ。」
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「おねえちゃんをうばうなんてひどいよぉ・・・。」 |
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「そして次に使ったのは、伏せて置いたサポートカード【ネームチェンジ】・・・。
このカードの効果によって、
その女の子は自分の手札にある【ヴァナルガンド】を見せて、
ザジの名前をヴァナルガンドに変更した・・・。」
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「うーん・・・モブちゃん、なんでおねえちゃんのカードをとって、
そんなことまでしちゃったんだろう・・・?」 |
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「それは多分・・・そうすれば、次のターンで勝負を決めれたからだろうね。」 |
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「えっ・・・?」 |
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「あの時、お前の場にはザジしかキャラクターが存在しなかった。
その時のお前のLIFEは27・・・アルカナのヴァナルガンドのAPは24・・・。
そして、次のターンでお前がしたのは、自分のカードを出す事のみだった・・・。」
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「ど、どういうことなの・・・?」 |
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「彼女はおそらく、君がAPの高いキャラクターで攻撃してきたり、
場のキャラクター一体を破壊するカードを使ってきても・・・。
君のカードを利用して、確実にアルカナのヴァナルガンドを召喚出来たんだよ。」
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「それを確定させたのが、サポートカード【ネームチェンジ】だな・・・。」 |
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「そうだったんだ・・・。」 |
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「まぁ、実際にはお前はキャラクターを出しただけで終わった為、
次の自分ターンにアルカナのヴァナルガンドを特殊召喚したようだが・・・。
そのお前のターンで何か行動を起こしていれば、勝敗は変わっていたかもしれんな。」
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(いや、あのデッキで勝つのは多分難しいんじゃないかなぁ・・・。) |
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「モブちゃん、やっぱりすごいんだね・・・。」 |
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「ザジを利用してアルカナのヴァナルガンドを召喚した場合、
ダイレクトアタックをしてもお前のLIFEは3は残る予定だったが・・・。
彼女の手札には暗黒サイドのカードのAPを4アップする【暗黒銃】が存在した。
これは確実に、彼女自身が考えたコンボが成立したのだろう・・・。」
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「これがコンボなんだね・・・。
すごくむずかしそうで、わたしにはできないよぉ・・・。」 |
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「さっきも言ったけど、コンボと言うのは・・・。
自分の思い通りにデュエルを進めると言う事なんだ。
・・・それって、どういうことか分かるかな?」
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「えっ・・・?」 |
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「自分の思い通りに事が運ぶ・・・。
それはつまり、楽しいと言う事じゃないのか?」 |
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「たのしいこと・・・。」 |
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「そんなデュエル・・・やってみたくないかな?」 |
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「・・・うん!やってみたい、わたしも!!」 |
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「心配せずとも、コンボはデッキを作る上で自然に作り上げる事が出来るはずだ。
さぁ、いよいよお前だけのデッキを制作していくぞ!!」 |
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「今回でコンボの強力さ、そしてデュエルに対する想いが更に深まったスミレちゃん。
果たしてデッキを制作する事によって、自分だけのコンボを生み出せるのか?
次回の講座、【デッキ製作!】にご期待ください!」
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