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「さてと・・・今の太陽ゲージは【3】だとすると、
この三枚のカードのOVって、どれか一枚でも対象になってるかな?」
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「うーん・・・私のカードのOVは【5】だし、
お兄ちゃんのカードは【10】で、さっきのカードは【6】・・・。
バラバラすぎて、どれも【3】じゃムリだよ・・・。」
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「その通り、元々の太陽ゲージが【3】だから、
どんなに頑張っても、すべてのOVの対象になってる状態じゃないね。
そもそも、スミちゃんのOVって相手ターンに発動する効果だから、
自分ターンに太陽ゲージが【5】になっていても、自分ターンでは使えないし。」
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「じゃあ、どうするの?」 |
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「OV条件がバラバラになっている状態をどうにか出来る今までにない【革命】・・・。
それが、スケールカードのもう一つの醍醐味なんだ。」 |
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「それじゃあ見せてあげるね。
私はスケール0とスケール10で発生している1〜9までの仮の太陽ゲージを使って、
【ホームの管理人スミレ】のOV対象条件である太陽ゲージ【5】を満たすよ。」
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「えっ?」 |
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「次に【ホームの管理人スミレ】のOV対象条件を満たしたことで、
【クロスオーバー!】の発動条件を満たすよ。
そのまま【クロスオーバー!】を使って、
効果で【ホームの管理人スミレ】のAPを6アップ。
この時、スケール0とスケール10の間である太陽ゲージ【6】も満たしているので、
【クロスオーバー!】のOV対象条件を満たして、そのまま発動出来るよ。
後は、【クロスオーバー!】のOV効果を発動して、
スケール0とスケール10の間ではないので、
ここで、仮の太陽ゲージの対象にならない【10】のOV・・・。
【太陽意志ソル地上代行者】のOV対象条件を満たした扱いにするよ。
これで、三枚とも一応OVを発動出来る対象になったよ。」
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「どういうこと!?」 |
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「さすがに、仮の太陽ゲージと言う言葉の意味を、
もうちょっと分かりやすく、説明してあげた方がいいんじゃないかな・・・。」 |
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「は、ハイ・・・もうホントに分かりやすく言っちゃうと、
スケールが違うスケールカード2枚を【ドライブゾーン】に出した場合は、
スケールとスケールの間にある数値を、
本物とはまったく異なる、仮の太陽ゲージが強制的に生まれるんだけど・・・。
その【仮の太陽ゲージ】で出来る事って言うのが、
OVの対象条件を満たすと言う事なんだ。」
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「じょうけんを・・・みたす?」 |
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「要するに、さっきのようにスケール0とスケール10が出ている状況なら、
1から9までのOVの発動が出来るような状態になるんだ。」 |
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「・・・なにそれー!?」 |
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「ちなみに、さっきみたいにスケールが同じ時に別の太陽ゲージを作るって言うのは、
プレイヤー側が自由に選択できる【任意効果】なんだけど・・・。
この場合は、システム上のエラーによって突然発生したバグみたいな扱いだから
スケールが成立した時点で、強制的に条件を満たすんだ。」
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「まぁ、これは仮の話になっちゃうけど・・・。
【OVの対象となっているキャラクターをすべて破壊する】なんて効果があったら、
スケールカード自体を破壊したり別のスケールカードに変えないと、
その効果の対象になってしまう可能性がある、ってデメリットも出ちゃうね。」
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「でも、それって、ものすごくべんりだよね!!」 |
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「うん、使い方を間違わなければの話だけど・・・。
スケールが同じスケールカードを二枚ドライブゾーンに出せば、
任意で対象に出来る、元々の太陽ゲージではない、もう一つの太陽ゲージを作れるし
スケールが違うスケールカードを二枚ドライブゾーンに出しても、
OV(オーバードライブ)の発動条件を満たしやすくなるって言うメリットが生まれるね。」
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「【OVは強いけど、OVを出せないと使いづらいかも】ってカードも、
このシステムによって、一気に輝く事になるかもね!」
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「すごーい!デッキのカード、ぜんぶスケールカードにしちゃおうかな!」 |
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「まぁ、スケールカードにもいくつかデメリットがあるんだけどね。」
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「デメリット?」 |
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「うん、最初にスケールカードの事を【キャラクターカード】って言ってたけど、
それはそれで、別に間違っていないって事はもう分かったよね?」
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「うん、キャラクターカードでも、スケールがあるなら、
それをドライブゾーンにおけばスケールカードになるというだけ・・・だよね?」 |
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「うん、それじゃ問題。
手札2枚の時にスケールカードを2枚ドライブゾーンに置いたら
残りの手札は何枚になるでしょうか?」
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「・・・えっと・・・。
ふつうに、こたえちゃっていいなら、0枚だよね?」 |
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「正解だよ。」
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「・・・あっ!そっか・・・スケールカードとして場においちゃったら、
キャラクターやサポートとしておけるカードがへっちゃうんだ・・・。」 |
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「うん、大正解。確かにスケールが齎(もた)す力は凄いけど・・・。
だからと言って無暗にドライブゾーンに置いちゃうと、
元々の種類としての力を使う事が出来なくなっちゃうし、手数も減るんだ。」
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「それと、今度はスケールカードに関する問題だよ。
スケール1とスケール2のカードをドライブゾーンに置くとどうなるでしょう?」
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「えっと、スケールがちがうスケールカードのばあいは、
その間のスケールとおなじ、仮のゲージができるんだから・・・。
えっと、【1】と【2】の間は・・・あれっ!?」
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「どう、気付いた?」 |
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「うん・・・ゲージって1、2、3・・・みたいになってるから、
それと同じなら、スケール1と2の間って・・・ないんだよね?」 |
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「察しが良いね・・・その通りだよ。
今回みたいに、スケール【1】と、その次の値であるスケール【2】が並ぶと、
もう一つの太陽ゲージを作る事も、仮の太陽ゲージが発生してしまう事も無いんだ。」
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「えっ・・・そうなると、何の意味があるの!?」 |
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「うーん・・・基本的には無いと思っていいけど。
例外だと、こう言うカードを使う上ではやってみる価値はあるかな?」
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